ゲームのストーリーは昨今、映画のような壮大な展開でプレイヤーを楽しませる中核をなしています。
しかし、すべてのゲームがプレイヤーと主人公が望むようなストーリーを描いてくれるわけではありません。
ショックを覚えるような悲しいストーリーや主人公の行動がすべて逆効果だった虚無感溢れるストーリー…
そんな胸糞悪いストーリーを描いたゲーム作品を3つご紹介します!
ストーリーにも触れているのでネタバレには注意して下さい!

The Last of Us Part II
今作の主人公エリーは、育ての親のような存在である前作主人公ジョエルと平穏な生活を送っていました。
しかし、ある日、ジョエルが新キャラ・アビーに惨殺されてしまうのです…
エリーは復讐を決意し、アビーを追い詰める旅に出て、途中で多くの人を殺し、大切な人を失いながらも執念深くアビーを追い続けることになります。
しかし、最後の対決でアビーを殺す寸前に「復讐は虚しい」と気づき、結局復讐を果たさずに彼女を見逃す虚無感溢れる最後になってしまいます。
1. ジョエルの死
- ゲームの序盤で、ジョエルがアビーというキャラクターによって惨殺される場面が描かれる
- アビーはエリーの仲間であるジョエルに対する復讐のために登場し、ジョエルを非常に暴力的に殺害
- ジョエルはエリーにとって父親のような存在であり、彼を失うことはプレイヤーに深い喪失感を与える
2. 復讐の無意味さ
- エリーがジョエルを殺されたことで復讐を誓い、アビーを追い詰めるが、その途中で彼女自身が多くの無辜の人々を殺す羽目になる
- エリーが復讐に没頭するうちに、彼女の周囲にいる仲間も命を落とし、その罪悪感と感情的な重圧に苦しむことになる
- 復讐が終わった後、エリーには何も残らず、彼女は自分の行動がもたらした痛みと孤独を抱えながら、物語が終わる
3. アビーの視点になる
- ゲームの後半では、アビーの視点で物語が展開し、プレイヤーは彼女の過去を知ることになる
- アビーは復讐のためにジョエルを殺したことに対して、その後悔や自身の人間性に苦しむ姿が描かれる
- アビーに感情移入してしまうと、プレイヤーは「正義とは何か」「復讐とは何か」について非常に深く考えさせられることになる
4. 結末の絶望感
- 最終的にエリーは復讐を果たすが、何も得られず、彼女の旅路が全て無駄だったことを痛感する
- エリーが失ったもの(ジョエル、仲間、そして自分自身)は取り戻せず、彼女が復讐の道を選んだことで、最も大切なものを失ったという結末
Mother3
主人公リュカの母親は、序盤で敵によって殺されてしまいます。
双子の兄であるクラウスは復讐のために敵に挑むが、消息を経ってしまいます…
リュカは仲間たちと共に旅をするが、最終的にクラウスが洗脳されていたことが分かり、敵の戦士として立ちはだかることになるのです!
最後の戦いで、リュカは洗脳された兄と戦わなければならず、戦いの最中にクラウスは正気を取り戻すが、最後は自滅してしまうのです。
1. 父親の死
- 物語の冒頭で、リュカの父親が命を落とすシーンが描かれる
- 父親の死は、リュカにとって非常に大きなトラウマとなり、リュカはその喪失を乗り越えることができず、物語の中で度々父親を思い出す場面が描かれるのがプレイヤーにとっても悲痛
2. ポーキーの登場
- ポーキーというキャラクターが、ゲームの中で非常に不気味かつ嫌な感じで、彼は、家族や仲間を裏切り、世界を壊すことを目指す人物であり、その行動に対してリュカは絶えず心の中で葛藤する
- ポーキーは、リュカにとって家族や故郷を壊す存在であり、彼の行動がリュカにとってもプレイヤーにとっても苦しい
3. 愛する者との再会とその後
- ゲームの後半、リュカは兄・フリントと再会するが、フリントの精神はすでに壊れており、兄妹の絆がどんどん弱くなっていくのが胸糞
- フリントの内面的な苦しみがプレイヤーに伝わり、家族を失った悲しみが重くのしかかる
4. 亡き母親との再会と喪失
- 物語の終盤では、リュカが亡き母親と再会する場面があり、感動的に描かれるが、その後に再び母親を失う
- 母親との再会が無意味になるという展開は、プレイヤーにとって深い喪失感
ドキドキ文芸部!
主人公は文芸部に入部し、個性的なヒロインたちと仲良くなるという物語だったはずですが、
幼馴染のサヨリが突然自殺し、ゲームの雰囲気が一変します。
その後、他のヒロインたちも精神的に不安定になり、奇妙なバグのような現象が発生…
最終的に、部長のモニカが「ゲームの管理者」であることが判明し、彼女が他のヒロインのデータを改変していたことを明かしたのです!
モニカはプレイヤーに直接語りかけ、プレイヤーが彼女を消去しなければならない状況に追い込まれることになります。
1. サヨリの自殺
- 物語が進む中で、サヨリが自殺するシーンが衝撃的に描かれる
- この自殺は、プレイヤーが彼女を救えなかったことを深く後悔させ、プレイヤーに強い精神的なダメージを与える
2. ユウリの精神的崩壊
- ユウリというキャラクターも物語中盤で精神的に崩壊し、非常に不穏な行動をとりはじめる
- 彼女は自傷行為を繰り返し、その描写が非常にリアルで怖い
3. モニカの支配
- モニカがプレイヤーを支配し始め、他のキャラクターを「削除」するという非常に衝撃的な展開
- モニカはゲームの中でプレイヤーに対して心理的な虐待を行い、他のキャラクターたちが彼女の意のままに「消される」ことによって、プレイヤーは虚無感と恐怖を抱える
4. 終わらない恐怖
- ゲームを進めても、結局、精神的に崩壊した世界から抜け出すことはできないという絶望感がプレイヤーを覆う
まとめ
今回は胸糞が悪くなるストーリーのゲームを3つご紹介しました!
好奇心旺盛なゲーマーの皆様は是非プレイしてみて下さい!!


